ドイツの社会学者マックス・ウェーバーが著した有名な論文で、プロテスタントの信仰が近代の資本主義の発展にどのように影響を与えたかを説明しています。
プロテスタント、特にカルヴァン派には、「職業の召命」という考え方があります。これは、仕事はただお金を稼ぐためだけではなく、仕事に一生懸命取り組むことが、神が望んでいることを実現する方法のひとつであるという考え方です。
このように考えることは、人は自分の仕事に対して身を捧げるべきだという価値観につながります。働くことは、神の意志に従うことなのです。
ウェーバーは、このようなプロテスタントの仕事への姿勢が、個人主義、労働の価値、責任感、節約、投資といった資本主義の特徴と同じであると考えました。資本主義の発展には、宗教的な要素が関係していたということです。
このような理由より、プロテスタントの国々では資本主義が発展しやすいと考えられます。プロテスタントの国には、アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダなどが挙げられます。