税金や社会保険は本当に必要?

バイトをしたことのある人はわかると思いますが、1万円分働いても、もらえる金額は1万円より少ないのです。

働いた分の金額がすべてもらえないのは、あなたにお金が渡される前に、会社が税金分を差し引いてから給料を渡しているからです。

商品を買うときには消費税を払いますね。「消費税を払いたくないから、消費税を払わない」ということはできません。

それと同じで、「働いた分だけ全額もらいたいから、税金を払わない」ということはできません。

稼いだお金に対する税金を「所得税」といいますが、所得税や消費税は、国が国民のために使用しています。

税金はいろいろなところで使われています。

学校や図書館や道路を作ったり、それらを運営したり、教師や政治家などの給料になったり。

また、あなたの家が火災で燃えてしまい、一文無しになったとしましょう。お金がないので飢え死にしてしまいます。

が、日本ではそうはなりません。

そんなときには、国があなたにお金をくれます。これは「生活保護」と呼ばれる制度です。

働かなくても、国がお金をくれるのです。

これが問題になるのは、

・働いている人→働いたお金が、税金としてもっていかれる
(そして、働かない人に与えられるのが不満)

・生活保護をもらっている人→働かなくてもお金をもらえる
(から、働かなくていい、と思ってしまう…?)

ということが起こってしまうからです。

しかし、生活保護は病気や怪我で働きたくても働くことができない人もいます。

また、お金が稼げない場合、その人達を「見殺し」にしてよいのでしょうか。(これは日本国憲法に反します。)

このような、税金や生活保護の問題点について論じてみましょう!

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